シンガポールでは大学は二つしか有りませんでした。
シンガポール大学と南洋理工大学です。
どちらも超難関校で卒業すればエリート社員か高級公務員、医者、弁護士、政治家、研究職、教師、などになります。
多くの学生は高専に入ることになります。
高専には文科系も工学系も有りました。どうしても大学に行きたい人はアメリカ・イギリス・オーストラリア・日本などの学校に留学することになります。
今でも覚えている印象的な出来事は外資系の精密プレス企業でハードディスク部品をはじめ各種の情報機器部品を製造している会社での出来事です。
この会社は元々ヨーロッパの時計工業に端を発する精密金属加工メーカーで現在ではヨーロッパ本社とシンガポールとタイに工場を持つ会社でした。
先方の購買部門からの要請で鉄鋼材料特にステンレス鋼や高炭素鋼を中心に社内勉強会を開催しました。
英語での講演ですが事前に英語の台本を作り50人くらいの社員を前に話しました。
相手が技術者であれば高専卒業直後の新人でも元素記号や英語の技術的専門用語は殆ど世界で共通情報として通じます。
つづく。いつも購読ありがとうございます。