まだまだ東南アジアでのお客様とのエピソードは続きます。

私が前述のテンパー熱処理作業時のトラブル解決の際に、歪除去焼鈍と形状矯正の理屈さらにテンションアニールの概念をシンガポールの金属問屋の営業に説明したところ、後日自家製の形状矯正炉さらに連続テンションアニールのラインを作りエッチング業者に販売していた金属問屋がありました。

ローカルの若い技術者は日本人技術者の知識を吸収しようとして一生懸命でした。


2019年の現在でもその問屋は東南アジアで幅広く商売を手がけており中国にも進出しており以前は日本の高品質だけど高い鋼材を扱っていましたが今では安価な中国材や韓国材を売りさらに独自の改善を加えた鋼材を売っているシンガポールの金属問屋が有ります。

私と取引の有った時は10年落ちのマツダ・ファミリアに乗っていたのですが、最近観光旅行で現地を訪れて久しぶりにその担当者と会ったらベンツE300の新車に乗っていました。

彼はその問屋の専務になっていました。社長はかれのお兄さんでした。

なおシンガポールでは税金その他登録費用で車両の
3倍の費用がかかります。

トヨタクラウンが
1990年当時1,100万円。カローラが400万円でしたから彼のベンツE3002,000万円位したはずです。

つづく。いつも購読ありがとうございますm(_ _)m

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