前回のつづきです~♪

鉄を主力としたボディー、ステンレスモールの採用の時代は1990年代にほぼ定着し、これ以降は軽量化の時代に突入します。

樹脂の採用が増え、高張力鋼板、アルミ、が採用され、最近ではカーボンファイバーやマグネシウムも採用され始めています。

しかし自動車一代の使用寿命が長くなる傾向と装備の充実とともに価格レベルが上昇し、各社高級感をデザインに取り入れており外観艤装部品としてのステンレスの使用は欠かせません。

一方新たなステンレスの用途が
1980年代から生まれました。

それはエンジンのガスケットと排気パイプ、排ガス浄化装置(触媒コンバーター)、消音マフラー、です。

シリンダーヘッドガスケットと排気ガスケットにステンレスが採用されています。

過去に遡ると少量生産時代は銅板が使われていましたが、やがて大量生産時代に銅板やステンレスでシリンダー周囲や外周のリング部を成形し平坦なシール部はアスベストや焼き固めたカーボンシートで製造していたのを、硬質なステンレス・ばね材の板を二層、三層にしたステンレス製オールメタルガスケットが日本で発明されました。

つづく。いつも購読ありがとうございます。 

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