
ステンレスを自動車外装モールに加工する技術②
最近の車種ではウインドモールはガラスメーカーに持ち込まれガラスに組み込まれてから自動車の組み立てラインに持ち込まれることもあります。
さてこのステンレスモールの歴史は大変古く、元々ヨーロッパのピアノや家具の縁どりに銀モール、金モールを板金職人がハンマー片手に、さらに二個の大径の鉄リングの間に金属薄板を通し丸みを付けたり、この道具はイングリッシュ・ロールと呼び今でも一品モノの自動車ボディーをカスタムで制作する業者で見かけられます。
職人がフェンダー・屋根・ドアなど色々な形状を作り上げます。
この大径のリングによる成形が多段化し、後にロールフォーミングに発展していきます。
自動車のモールも初期の時代は真鍮にクロムメッキが多く使われていました。
つづく。